覘き小平次の魅力を考える
私のまわりで、覘き小平次の評判がとても良いので、試してみましたが、とても魅力的だと思います。
一度試してみると、その魅力にとりつかれるかもしれませんね?
覘き小平次
京極 夏彦

実際の販売価格:
なので、費用対効果からみて納得といった感じですね。
人気ランキング: 201877位
なので、結構評価されていると思います。
おすすめ度:

といったところでしょうか?
発売日: 2002-09
発売元: 中央公論新社
の自慢の商品といえますね。
発送可能時期:
なので、手に入る時期も悪くないと思います。
『嗤う伊右衛門』で、斬新なお岩像を創出した京極夏彦が、ふたたび名作怪談を現代に蘇らせた意欲作。オリジナルは、1803年(享和3年)に出版された山東京伝の読本『復讐奇談安積沼』(ふくしゅうきだんあさかのぬま)である。1853年(嘉永6年)には、歌舞伎狂言作家、河竹黙阿弥による『怪談小幡小平次』として舞台化もされたこの物語は、幽霊しか演じることのできない役者が、自分を殺した男と、裏切った妻を祟り殺すという怪奇談である。 一日中、押入れ棚に引きこもり、わずかの隙間から世間を覗く、売れない役者、小平次。妻のお塚は、一向にその不気味な性癖がおさまらぬ亭主に悪態をつく毎日である。そんなふたりのもとへ、小平次の友人で囃子方の安達多九郎が訪ねてくる。禰宜町の玉川座が、次回の狂言怪談の幽霊役に小平次を抜擢したという。一座の立女形、玉川歌仙の依頼を受け、奥州へと向かう小平次。しかしその興行の裏には、ある仕掛けが施されていた…。 京極は、自身の著作『巷説百物語』に登場する又市や事触れの治平らを絡めながら、死霊が主役の怪談劇を、生者が主役の愛憎劇へと見事に変貌させている。小平次を嫌いながらも別れようとしないお塚、小平次を罠にはめる多九郎、小平次に父の屍を重ねる歌仙。本書は、死人のような小平次にいら立ち、自らの嫉妬、猜疑、憤怒を目の当たりにして人生を狂わせていく生者たちの物語である。彼らが小平次の屋敷で繰り広げる凄惨なラストシーンからは、血生臭い匂いとともに、やるせない哀しみが押し寄せてくる。(中島正敏)
生きるということは、綺麗ごとでは済まされない
生きているのか死んでいるのかわからない。
幽霊役をやらせれば右に出るものがいないが、
それはそう、死んだように生きているからというだけのこと。
演じることなどできず、立っているだけで死人のようだから
大うけする幽霊役以外は、何の役にも立たない大根役者。
人は悪くないのだが、くずだうすのろだと女房お塚に悪態をつかれ、
家ではほとんどの時間を押入れの中で過ごす変わり者。
けれど、そんな小平次に幽霊役をぜひ演じて欲しいという
声がかかった。
しかし、それには裏があり、小平次は知らぬ間に
計画に巻き込まれていく…。
悪態をつく女房、小悪党の友、芝居の人気女形、
他人になりすますことを生業とする男、
人を斬ることに何も感じない侍…。
小平次を軸に繋がっていく彼らの憤りと虚無感。
何に彼らは腹を立て、いったい何におびえているのか…。
綺麗ごとで済まされない業にまみれた人間の一生。
暗い心の闇が、広がっていく。
暗い!怖い!
御行又市らも関わるのですが特筆すべきは主人公?小平次の不気味さ。読んでいるこっちも生きてるはずないと思うのに…。
人生を改めて考えさせられる・・・
それぞれの登場人物がそれぞれに個性的で、かつ知らない間にしがらみを持って生きているのだが、それぞれに懊悩して生きており、
これが、常人でこれが非常人だという観念を奪われてしまう内容。
そもそも正常と異常の境目なんて、誰が決めるものでもないし、今の自分の生き方でいいんだなと、辛いけどいいんだなと納得させられる内容で、人生に迷ってる人、己に迷っている人には是非読んでいただきたい本である。
芸能界スキャンダル大戦争
